「子育てサロンSORA~災害にそなえる暮らしつくり~」を取材してきました!【2/28】

2/28日の午前10時から宇城市松橋にあるCデザインさんのモデルハウスにて、八代出身の気象予報士・防災士 早田蛍さんによる「子育てサロンSORA~災害にそなえる暮らしつくり~」のイベントが開催されました。

参加者は生後間もない赤ちゃんからおじいちゃんまで幅広い世代の方々がご参加され、会場となったCデザインさんのモデルハウスは新築のモデルハウスということもあり、非常に良い雰囲気で参加者のご家族も楽しみながら防災の勉強をされていました。

今回は、「子育てサロンSORA~災害にそなえる暮らしつくり~」で執り行われた内容をご紹介していきたいと思います!

目次

子育てサロンSORA~災害にそなえる暮らしつくり~

保育士によるふれあいタイム

まずは、保育士の本田さんによる手遊びの時間です。

お歌に合わせて手を大きく動かし、リズムに乗ることで少し緊張気味だったお子さんたちの顔に少しずつ笑顔が見え始めました。

また、お歌の途中で「お~い!」という掛け声をみんなが出すようになり、会場に一体感が増します。

遊びを通して、語り掛けたり笑いかけたりすることがお子さんにとってどれだけ大切かが見ているだけで伝わってきた瞬間でした。

続けて、マッサージの中に遊びを取り入れた親子のふれあいがあり、こちらではお子さんの成長に効果的な動きを織り交ぜ、親子さんたちの笑顔が絶えないシーンが多く見られました。

ハンカチを使った遊びでは、喜んでいる子、ニコニコして逃げ回る子など、お子さんによって反応が違うのもおもしろかったです。

絵本の読み聞かせ・エプロンシアター

次は絵本の読み聞かせです。

先程の賑やかな雰囲気とは打って変わって、お子さんたちは本田さんの読み聞かせに真剣な眼差しを向け聞き入っていました。

簡単な絵本の内容でしたが、本田さんの読み聞かせのテンポ、抑揚などが耳にも凄く心地良かったことが子どもたちを惹きつけたのだと思います!

読み聞かせの後はエプロンシアター「三匹の子豚」へと移ります。

保育士さんなら誰でも身につけるであろうエプロンに一手間加え、まるでエプロンの中で紙芝居が行われているようなとても楽しいシアターで、オオカミが襲いに来るシーンでは、ハラハラドキドキしつつも本田さんのユーモアを加えた表現で会場からは笑い声も響いてたのがとても印象に残りました。

このシアター形式は、元々黒板などに設置して30年ほど前から行われていたそうですが、より簡易的に改良されたのがこの「エプロンシアター」だそうで、保育士さんたちの努力の結晶だと思います。

ここでクールタイムとして、Cデザインさんによる宇城市小川町にあるテイクアウトカフェJCTさんが提供する「オーガニックや無添加にこだわったカラダにやさしい選べるドリンクとスコーン」の注文が取られ、早田さんのパートに移行します。

災害にそなえるお部屋作りのお話

ここからは八代出身の気象予報士・防災士 早田蛍さんが講師を務める「災害にそなえるお部屋作りのお話」です。

災害は大きく分けて”地震”と”大雨”の2つに分類されるそうで、どちらも熊本を襲った過去があります。

そんな災害が起きた際に、どのように備えておいたら良いか?を話されました。

これまで熊本で起こった災害の資料を基に、どれだけの被害があったかを再認識してもらい、今年石川県で起きた能登半島地震の現状について、どんな支援物資が不足しているかなど現地で上がっている声を発信されました。

子育てをしながら防災に取り組む3ステップ

①耐震について

耐震基準は主に1981年と2000年に大きな改正が行われています。

1981年以前に建てられた建物だと大規模地震の際、倒壊の可能性も出てくるそうで、自宅がいつごろ建てられたのか確認することが大切だそうです。

また、災害が起こる前からハザードマップで「ここは浸水するところなのか」「津波がくるところなのか」というのを確認して『知っておく』ということが大切です。

②災害に強いお部屋作り

普段生活する時間が多いリビングと寝室には倒れる物は置かないことが災害に強いお部屋作りへの第一歩。

また、タンスの上に物を置いたりせず、突っ張り棒で固定することで転倒の危険性を減らし、どんな状況でもすぐ身動きがとれるようにすることが大事だとおっしゃられていました。

早田さんのご自宅では、倒れてくる危険性があるものはだいたい一つの部屋にまとめていて、突っ張り棒でタンスの手前ではなく、しっかりと奥に固定しているとのことで、さらにタンスの下にストッパーをしておくのもおすすめだそうです。

③備蓄・防災グッズを準備する

災害が起きて電気・ガス・水道が使えなくなった時に、どういった準備をしておけば困らないかという内容や、早田さんが実際に準備している防災バッグを広げ、どんなバッグが良くてどこにどれくらいの価格で売ってある、バッグはどの位置に準備しておけば良いか、中身は家族によって違うがこういったものは必需品、代用できる物など、ここでしか聞くことができない防災についての貴重な情報ばかりだったと思います。

防災の準備をしていないご家族も「これを機に自分に合った防災の準備をきちんとしていきたい!」などたくさんの感想が上がっていました!

また、早田さんご家族は停電したことを仮定して非常食を食べてたり、いる物・いらない物を精査したり、ローリングストックを上手く行うことでロスも減るとアドバイスされていました!

そして最後に防災用ブランケットと笛がセットになっている防災グッズを参加者の皆さんにプレゼントされ、この後は提供されたお茶やスコーンを楽しみながら時間いっぱいまで談笑が続いて終了となりました。

防災グッズ例
防災グッズは玄関の近くのクローク・パントリーへ!
備蓄ボックス
防災バッグ

防災バッグは子どもを抱えて背負える6キロくらいが理想的!

イベント後にはテイクアウトカフェJCTさんのドリンク&スコーンで!

イベント終了後は、テイクアウトカフェJCTさんのスコーンやドリンクに舌鼓をうちつつ、お店の看板のフクロウも遊びに来てくれて、和やかな時間が流れ、最後まで楽しいイベントとなりました。

Cデザインさんのモデルハウス紹介

最後に

子育てサロンSORA~災害にそなえる暮らしつくり~の事後記事紹介でしたが、いかがだったでしょうか?

不定期ではありますが、早田さんが主体となってこのような子育て世代へ向けたイベントを今後も継続していかれるそうなので、そちらもお見逃しなく!

興味がある方はぜひ次回参加を検討されてみてください!

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