昨今では、子どもの数が減りつつあるにも関わらず、不登校に悩む親子が全国的に見ても増えている傾向にあります。
不登校になることは決して「甘え」や「怠け」、「弱いから」でもなく、多様な要因や時代背景も大きく関係しています。
なかには学校に行きたくても行けなくて悩んでいるお子様もいて、そんな子どもたちにとってこの”学校に行くことのできない時期”も成長するために必要なステージの一つです。
「不登校になってしまってどうしていいかわからない」や「どこに相談してどう判断していいかわからない」という方は、八代市の相談窓口「やつしろ子ども支援相談室」にご相談されてみてください。
不登校についての現状
調査結果によると、小・中学校における不登校児童生徒数は299,048人(前年度244,940人)であり、前年度から54,108人(22.1%)増加し、過去最多となった。在籍児童生徒に占める不登校児童生徒の割合は3.2%(前年度2.6%)。
不登校児童生徒の61.8%(前年度63.7%)に当たる184,831人(前年度156,009人)の児童生徒が、学校内外の機関等で相談・指導等を受けている。そのうち、学校外の機関等で相談・指導等を受け、指導要録上出席扱いとなった児童生徒数は、32,623人(前年度27,997人)。また、不登校児童生徒のうち、自宅におけるICT等を活用した学習活動を指導要録上出席扱いとなった児童生徒数は10,409人(前年度11,541人)だった。
文章引用:https://www.sentankyo.jp/articles/2ee12fc6-a856-4cb5-a230-026803c5bcc2
不登校とは、「学校集団に対して心や身体がすくんでしまう状態」のことで、不登校の子どもの多くは学校に行かなければいけないと頭ではわかっていても焦りや不安、引け目や罪悪感など様々な気持ちが渦巻いています。
八代市においては様々な取組もあって、今年度ようやく減少傾向がみられるようになったところです。
不登校に悩んだ時の八代市の相談窓口
不登校で悩んだ時には、学校やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーにも相談することができますが、ここからは八代市の相談窓口についてご紹介していきます。
やつしろ子ども支援相談室
不登校理解に関するリーフレット
・子どもの学校、園における生活面・学習面で不安がある
・子どもの友達関係、先生との関係で悩んでいる
・子どもが学校や園に行くのを渋ったり、不登校になり心配している
・子育てがなかなか思うようにいかず悩んでいる
・子どもの家庭面・行動面が気になる
・悩みや心配事を学校・園につないでほしい
やつしろ子ども支援相談室では、八代市内の小学校、中学校、特別支援学校に通学されているお子様に関する相談を受け付けられています。
お子様だけではなく、保護者の方やご家族の方、学校の先生方でもお気軽に相談することができます。
くま川(不登校)相談室
小学校・中学校・特別支援学校に通学されているお子様に関する相談を受け付けられています。保護者の皆様、お気軽にご相談されてみてください。
八代市教育支援センター「くま川教室」
くま川教室は、登校できない状況にある児童生徒に対して、個別や小集団での相談・諸活動を通して、自主・自立的な生活ができるような力を育て、社会的自立を促すことを目的とした教室です。
また、登校を希望した児童生徒の円滑な学校復帰の支援も行っています。
子ども支援相談室便り
活動内容
対象
くま川教室での面談結果をもとに教育委員会が入級を認めた児童生徒
指導員等
・教職経験者等経験豊富な指導者が指導にあたります。
・令和5年度指導員数:10人 ・熊本県から派遣の SC:1人
活動
月・水・金(教科等) 9:50~15:00
火・木(体育活動のみ)9:50~12:00
こんなことを大切にしています