病気や病気回復で保育園等にいけないお子さんを安心して預けれる施設「病児・病後児ハウスひかり」

皆さんは『病児・病後児保育』というものをご存じでしょうか?

病児・病後児保育とは、お子さんが病気になってしまったり、病気回復期で保育園や小学校に行けない、それに加え、親御さんが仕事を休むことができず、子どもの世話ができない…といった時に預かってくれる施設です。

現在、八代市には病児・病後児保育が4箇所ありますが、すべて八代市が認可した施設となり、専任の看護師と保育士が看護・保育を行うので安心して病気時のお子さんを預けることができます。

平日は仕事を休めない親御さんにとっては、お子さんが病気の時に安心して預けれる場所があると非常に安心できますよね!

今回は、八代市新地町のひかり保育園内にある「病児・病後児ハウスひかり」をご紹介していきます!

目次

「病児・病後児ハウスひかり」の施設について

病児・病後児ハウスひかりは、一軒家タイプの施設で部屋数が3部屋あり、3種類の病状、最大6人まで預かることが可能です。

利用できる時間は午前7時30分~午後6時まで。

各部屋の入り口が庭に繋がっているので、体調や怪我が回復してきた子どもさんが簡易的に散歩が行えるスペースも完備。

また、雨の日にも濡れないように駐車場から部屋まで雨よけが設置してあるので、天候が悪くても濡れることが一切なく部屋まで向かうことができます。

この施設をわかりやすく表現すると「保育園と病院の間」ともおっしゃられており、お子さんの病状が回復傾向に向かっている親御さんには「そろそろ保育園の方にも大丈夫ですよ!」とアドバイスされていたりと、とても親切にされているのが伺えました!

見学もお問い合わせがあれば可能です。

利用ができる病状

預けれる病状については、基本的にコロナ以外であれば預けることが可能だそうです。

例えば、風邪全般(気管支炎、喘息など)、手足口病、ヘルパンギーナ、胃腸炎、インフルエンザ、水疱瘡、突発性発疹、外傷的なもの(骨折、中耳炎)などなど。

もちろんこのような症状以外でもご相談いただくときちんと対応されるので問い合わせてみるのも良いかもしれません。

ただ、いろんな病気が流行る冬場に関しては、他のお子さんに感染しないようにインフルエンザだけ6人で締め切ってしまう場合もあるそうなので、そこだけ注意が必要です。

それに加え、お尋ねいただけると他のお子さんがどのような症状なのかも教えていただけるので、そちらでも判断されてみても良いかもしれませんね。

預けられる期間

預けられる期間については、基本的に病気や怪我の回復の状態によってで変化します。

先ほどもご紹介した通り、病児・病後児ハウスひかり側から「もう大丈夫ですよ!」とアドバイスされ、保育園と相談した後に戻ったり、家族の誰かが見れるようになるまでの3日間だけお願いします!と期間の指定もできるそうなので、そのあたりも申し込む際にご相談されてみると良いでしょう。

預ける際に準備しておくとよいもの

預ける時にその都度準備しておくとよいものとしては、お弁当やおやつ2回分(午前・午後)、飲み物(水筒・ペットボトル・パック可)、着替え、おむつが必要なお子さんはおむつとおしりふきなど保育園に預ける時と同じ感覚で準備してもらえればよいそうです!

もし、お弁当が作れない場合には、病児・病後児ハウスひかりだけ別途300円でひかり保育園のその日の献立である給食を準備できることも可能なので、朝が早い親御さんからしてみれば非常に助かるシステムですよね!

ただし、離乳食やアレルギー食の対応はできませんので注意してください。

小学生に関してもお弁当やおやつ、飲み物の準備が必要です。また、近くの児童館からオセロやトランプを借りてきたり、宿題を持ち込んで勉強したりと比較的自由に過ごしているみたいです。

「病児・病後児ハウスひかり」の看護師、保育士さん

右:保育士の柴原美智子さん 左:看護師の谷川章子さん

今回取材にご対応いただいたのは看護師の谷川さん。

元々病院の小児病棟でご活躍されていたそうですが、保育園にも興味があり、病気だけではなく元気な子供たちにも携われる仕事がしたいと感じ、このお仕事に就かれました。

元気な子どもたちの中から具合が悪い子どもを見つけたりするのは責任が伴う仕事ではありますが、いち早く病気に気付いて親御さんに「病院に連れて行ってください!」とご相談すると、「入院手前の病気でした!ありがとうございました!」という返答が返ってきた時に安心を感じつつ、「この仕事をやっていてよかった!」と感じられるそうです。

この施設について「普段、お仕事を頑張られているママさんたちが安心して、病気のお子さんを預けれるこんな場所があるんだよ!ということを知ってもらいたい。」ともおっしゃられていました!

また、預けた日にお子さんがどのように過ごされ、ご飯や昼寝がどれだけだったかなどの手紙もお迎えにこられた時に渡されているので親御さんも喜ばれているそうです。

特に小さいお子さんは病気になりやすい子もいるので、そんな時にこんな心強い場所があれば親御さんも安心して預けることができるのではないかと思いました!

「病児・病後児ハウスひかり」利用時の手続き・申請書類

どこの病児・病後児保育を利用するにもそうですが、利用時の手続きが必要になってきますので、そちらをわかりやすいように解説していきます。

事前登録

病児・病後児保育を利用する際に1番初めにいる書類

まず、はじめに事前登録が必要となり、この書類は直接「病児・病後児ハウスひかり」で申請することもできますし、八代市役所こども未来課でも申請することが可能です。

ひかり保育園のホームページにて記入書類のPDFがダウンロードできるようになっていますが、直接行かれて「病児・病後児ハウスひかり」書くこともできますが朝からお時間がない方は事前に登録しておいた方がよいでしょう。

病児・病後児保育事業事前登録申請書
病 児 ( 病 後 児 )預かり児 童 票

※こちらからダウンロードできます。

内容は、住所やお名前、かかりつけの病院、緊急連絡先、予防接種歴、病歴および感染症などの情報を記入しなければなりません。

ここで注意が必要なのが、この事前登録は年度が変わると更新が必要になってきますので、病児・病後児保育を利用していなくても年度の始めに更新しておくと、急に預けなくてはいけなくなった時に毎年スムーズに手続きが完了します。

利用期間ごと

例:インフルエンザで1週間病児・病後児保育を利用する時に1回出せばよい書類

連絡票
※こちらからダウンロードできます。

医師に記入してもらう用紙で病児・病後児保育を利用する際に診断された病院にて記入してもらってください。(※小児科以外の病院には連絡票が置いてない場合があります。)

病児・病後児保育事業利用連絡書
※こちらからダウンロードできます。

こちらにも住所やお名前、かかりつけの病院などの情報を記載してください。

利用日ごと

例:インフルエンザで1週間病児・病後児保育を利用する時に毎回出さなくてはいけない書類

家庭からの連絡帳
※こちらからダウンロードできます。

前日の夜と朝からのお子さんの容態やどれだけご飯を食べたかなどを詳しく記入していただきます。

与薬依頼書
※こちらからダウンロードできます。

お薬(飲み薬)、坐薬、軟膏を使用するお子さんだけが必要な書類となります。

料金

市民税課税世帯   児童1人につき、1日2,000円(連続して利用する場合、2日目以降は1日1,000円)
市民税非課税世帯  児童1人につき、1日1,000円
生活保護世帯    無料

市外からの利用も可能。別途料金あり。

「病児・病後児ハウスひかり」情報

利用時間7:30~18:00
利用可能日月曜日~金曜日(お盆、年末年始、土日祝日を除く)
電話番号0965-33-5391
ホームページhttps://yatsushiro-hikari-ns.website/
見学お問い合わせがあれば可能
駐車場あり
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