病気や病気回復で保育園等にいけないお子さんを安心して預けれる施設『病児・病後児保育室ハグ・くむ』

皆さんは『病児・病後児保育』というものをご存じでしょうか?

病児・病後児保育とは、お子さんが病気になってしまったり、病気回復期で保育園や小学校に行けない、それに加え、親御さんが仕事を休むことができず、子どもの世話ができない…といった時に預かってくれる制度です。

現在、病児・病後児保育施設は八代に3箇所、八代郡氷川町に1箇所にありますが、『病児・病後児保育室ハグ・くむ』は氷川町が認可した施設となり、専任の看護師と保育士が看護・保育を行うので安心して病気時のお子さんを預けることができます。

平日は仕事を休めない親御さんにとっては、お子さんが病気の時に安心して預けれる場所があると非常に安心できますよね!

今回は、八代郡氷川町の八代北部医療センター内にあり、八代北の方では唯一の『病児・病後児保育室ハグ・くむ』をご紹介していきます!

目次

「病児・病後児保育室ハグ・くむ」の施設について

病児・病後児保育室ハグ・くむは、八代北部医療センターの東側(薬局側)に位置する病児・病後児保育施設です。

八代のこういった施設の中でも平成31年4月から開始されたこともあり、建物もその際に作られたので比較的新しめとなっています。

部屋数はみんなで過ごせる広いスペースが1カ所、個室が3部屋、最大3人までの保育が可能。また、コロナ感染対策として空気循環式紫外線洗浄機を設置して除菌を行っています。

基本的にお預かりする児童は、PCR検査を受けられたお子さんのみお預かりされていますが、病院が併設されているため、ご利用される当日の受け入れ時にPCR検査が1時間ほどでできるので、親御さんも安心して預けることができます。

また、施設内にはトイレが複数設置、汚れてしまった場合に洗えるようにシャワー室も完備されているので着替えさえあれば汚れたままの心配もないそうです!

利用できる病状・年齢

利用できる年齢は、どこの施設でも0歳から小学6年生まで預けることができますし、名前の通り、保育園や小学校に行けるようになるまで病後児の保育も可能です。

病児・病後児保育室ハグ・くむでは、現在0歳児から4歳児までの利用が多く、病気の症状としては風邪全般症状・胃腸炎・とびひなどの利用者が多いそう。

対象外疾患として、麻疹・風疹感染児・コロナ感染児(隔離期間中)・発熱39度以上・預かり時の状態が不安定な場合は預けることができませんのでご注意ください!

コロナに関して隔離期間が終われば預けることができるそうなので、長く休めない親御さんにとっては非常にありがたいのではないでしょうか?

「病児・病後児保育室ハグ・くむ」利用時の流れ、手続き・申請書類

どこの病児・病後児保育を利用するにもそうですが、利用時の手続きが必要になってきますので、そちらをわかりやすいように解説していきます。

事前登録(毎年登録更新)

事前提出書類(2枚)

病児・病後児保育事業事前登録申請書 
病 児 ( 病 後 児 )預かり児 童 票 

※文章をタップすると書類データがダウンロードできます。

提出場所
☆氷川町在住の方…氷川町役場福祉課、または宮原振興局 地域振興課
☆八代市在住の方…八代市役所 こども未来課、または各支所福祉地域事務所
☆八代北部医療センター「ハグ・くむ」※ご利用当日の登録申請が可能
※手続きの際は母子手帳を持参

内容は、住所やお名前、かかりつけの病院、緊急連絡先、予防接種歴、病歴および感染症などの情報を記入しなければなりません。

ここで注意が必要なのが、この事前登録は年度が変わると更新が必要になってきますので、病児・病後児保育を利用していなくても年度の始めに更新しておくと、急に預けなくてはいけなくなった時に毎年スムーズに手続きが完了します。

医師からの連絡票

連絡票

医師に記入してもらう用紙で病児・病後児保育を利用する際に、かかりつけ医の診断を受けた記入してもらってください。※保護者記入欄にも記入必要

八代北部医療センター「ハグ・くむ」に予約の電話を入れる

八代北部医療センター「ハグ・くむ」保育室直通
TEL:0965-53-5121

※ご利用開始時間は、書類記入や提出など手続きの時間を含めて、お迎えの時間は遅くて何時になるのか余裕を持たせたお時間をお知らせください。事前に書類をお渡しすることも可能です。

当日書類・利用料金を提出して利用

当日提出書類(4枚)

病児・病後児保育事業利用申請書
病児・病後児保育室「ハグ・くむ」連絡帳
与薬依頼表
連絡票(利用初日のみ必要)
※利用の間が空くと再度提出が必要
※文章をタップするとそれぞれの書類データがダウンロードできます。

料金

市民税課税世帯   児童1人につき、1日2, 000円(連続して利用する場合、2日目以降は1日1, 000円)
市民税非課税世帯  児童1人につき、1日1, 000円
生活保護世帯    無料

八代市郡外は初日3,000円 2日目以降は2,000円
18:00以降の保育オーバーの場合30分200円

当日持ってくるもの・準備しておくとよいもの

預ける際に準備しておくとよいものをリスト化されていたのでそちらをご紹介していきます。

①連絡票病院記入欄、保護者記入欄(保護者の方が必ず記入してください)
※連続して利用される時は初日のみ必要、連絡票は利用の期間が空くと再度必要

☆与薬依頼表(保護者の署名・捺印をお忘れなく)
☆病児・病後児保育事業利用申請書、病児病後児保育室ハグ・くむ連絡帳、(事前に用紙を取りに来られても、当日でも記入可能)
☆利用料金

②保険証、乳幼児医療受給者証

③薬(座薬も含む)、お薬手帳
※薬には名前の記入

④お気に入りのおもちゃなど(手放せないもの)

乳児
着替え(症状に合わせて)、着替え入れビニール袋2,3枚、紙おむつ(必要回数)、おしりふき、粉ミルク、哺乳瓶、離乳食、おやつ(必要な回数分)、飲み物、お手拭きタオル、食事用エプロン

幼児
着替え(症状に合わせて)、着替え入れビニール袋2,3枚、紙おむつ(必要回数)、おしりふき、食事(本人が食べられるもの)、おやつ(2回分)、飲み物、お手拭きタオル、食事用エプロン

小学生
着替え(症状に合わせて)、着替え入れビニール袋2,3枚、食事(本人が食べられるもの)、おやつ(必要な回数)、飲み物、

利用時間や予約時間、見学について

利用時間

利用できる時間はどこの施設も同じで7:30~18:00まで。(当日受付の場合、ご利用時間は8:00から)

延長保育はありませんが、どうしても時間に間に合わない場合には30分間だけ別料金(200円)で見ていただけることもあるそうです。

病児・病後児保育室ハグ・くむの利用は基本的に八代北部医療センターの利用日と同じになってくるのでお盆なども平日が被れば預けることができるので利用日については毎回問い合わせてみるのが良いかもしれませんね!

予約時間・見学

予約時間は月曜日から金曜日の7:30~18:00、日曜・祝日が17:00~18:00まで。
※土曜の受付なし

見学については、前日までにご連絡をいただければいつでも可能なのでお早めのご連絡をお願いします。

「病児・病後児保育室ハグ・くむ」の看護師・保育士さん

初代院長 世良好史さん

今回取材にご協力いただいたのは、保育士の江嶋さんと看護師の溝口さん。

心がけていることとして、「なれない場所で過ごされるお子さんの病気やその日の状況、性格などを見極めて、泣いているお子さんにわらべうたやふれあい遊びをしたりしてコミュニケーションをとっている」とのこと。

それと同時に「人数も少ないので、その子に合った保育ができ、帰る時に『ハグ・くむが楽しかった!』や親御さんも『預けてよかった!』と思もえる保育」を心がけているそうです!

また、お迎えにこられる親御さんにお子さんんがどう過ごされていたかのお手紙はもちろんのこと、体調が回復傾向に向かっているお子さんの状況を帰り際に伝えて親御さんを安心させられるなど、お子さんだけではなく親御さんとのコミュニケーションも大事にされています!

基本的には、かかりつけの病院が優先ですが、急に体調が悪くなった場合でも病院が併設されているので、親御さんも非常に安心ですよね!

看護師の溝口さんはPEARS(ペアーズ)という小児救急の研修も受けられているので、そこも安心できるポイントだと思います。

「病児・病後児保育室ハグ・くむ」情報

利用時間7:30~18:00
利用可能日月曜日~金曜日(年末年始、土日祝日を除く)
電話番号0965-53-5121
ホームページhttps://ygmahp.ec-net.jp/
見学前日までお問い合わせがあれば可能
駐車場あり
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